今回ご紹介するのは、2012年にフジテレビ系列「ノイタミナ」で放送されていた『つり球』という作品。
『モノノ怪』『C』などを手がけた中村健治監督によるオリジナルアニメーションです。
男子高校生が江の島で釣りをする?
舞台となるのは、神奈川県藤沢市湘南・江の島。
『青い花』や『TARI TARI』など、多くのアニメの舞台となっており、アニメファンの間でも有名な聖地巡礼スポットの一つです。
人付き合いが苦手な主人公「真田ユキ」が、転校先の江の島で自称宇宙人を名乗る不思議な少年「ハル」と出会い、なんだかよく分からないまま釣りをすることに。
クラスメイトの釣り王子「宇佐美夏樹」と、アヒルを連れた謎のインド人「アキラ・アガルカール・山田」も巻き込んで、地球を救うために(!)釣りをするSF(青春フィッシング)物語です。
ココがオススメ!①「制作陣の細かいこだわり」
アニメに出てくる江の島の風景は、写真に近いリアルなものではなく、どちらかというとイラスト寄りのタッチ。
しかしそれがむしろ作品の雰囲気にマッチしていて、スタッフも「一枚一枚のカットが絵はがきになるようなものにしたい」というこだわりを持って制作していたそうです。
また本編でユキやハルが着ている私服は、何枚かの洋服を着回しているんだとか。
毎日同じ服でもなければ毎日違う服というわけでもないところにリアリティを感じることができます。
ココがオススメ!②「注目のキャスト陣」
主人公の真田ユキを演じているのは、若手声優の逢坂良太さん。
今や多くのアニメで主人公を演じている逢坂さんですが、この『つり球』が記念すべきアニメ初主演作品であり、当時は新人ならではの初々しくフレッシュな演技でユキを熱演しました。
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その他の注目キャストは、ユキの祖母・ケイトを演じる平野文さんと、江島神社の宮司・宇佐美平八を演じる古川登志夫さん。
平野さんと古川さんといえば、アニメ『うる星やつら』のラムちゃんと諸星あたるでお馴染みの二人。
メインキャラクターのハルが宇宙人なので、もしや宇宙人繋がりでのキャスティング?(笑)
最後に
観ていると、江の島に行ってしらす丼を食べたくなるこのアニメ。(笑)
主人公の成長をストレートに感じられる、夏にピッタリな爽やかな作品です。
個人的にオススメなのが、第10話で夏樹が年季の入った江の島踊りを披露するシーン。視聴の際は、どれだけ笑っても問題ない環境でご覧ください。
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